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いい道具は定義できるか

November 3, 2020

TD;DR

「基本性能に絞って、プロ向け製品に求められる性能項目を高めた、低コストで運用できて、実用域で活躍するもの」
「オーソドックスな使い方をするもので、初心者が無理なく使えて、上級者でも快適に使えるもの」
と筆者は考えたのだった。

「いい道具を買おう」とみんないうけれど。

何らかの初心者へ向けられる言葉に「最初からいい道具を使うほうがいい」というものがあり、なるほど、もっともである。いい道具は初心者を助けてくれる。技量が低い人ほど、いい道具を使うべきだ。

では、いい道具とはどんなものだろうか。この定義にまで踏み込んでアドバイスしてくれるひとはあまりいない。そもそも ill-defined な問題であるとする人もいるだろう。議論を重ねたところで、せいぜい「最低価格帯の安物を回避する」くらいのことでしか合意できないのではないか。

いい道具とは何か。過剰でも不足でもない、適切なもの。でも、過剰とか不足という言葉は難しい。適切にと同じくらい難しい。何故なら、それがわかるということはつまり、既に正解を知っているということだからだ。

それでも、過剰な道具、というものは存在するはずだ。たとえば、写真の入門者にリンホフマスターテヒニカを勧めることは、まず適切ではないだろう。

以下に思いついた事項を並べてみよう。

いい道具が持っているもの

いい道具が持たないもの

つまり……?

結論は冒頭に書いた通り。初心者しか使わないものはダメ、上級者しか扱えないようなものもダメ、基本性能が大事、ってことですね。
結局は良さを定義する問題を基本性能を定義する問題へと移し替えただけなのでは? うーん……。
まあ、良い道具が何かを最初から見極められたら苦労しないので、信頼できるメディア、人、店を探していくしかないのかもしれない。
もちろん、迷ったら売れ筋のものを選ぶというのも一つの手ではある。少なくとも情報はたくさんある。