「私はまがりなりにも動いていたオーディオインタフェース」を壊しましたの札を首から下げる

実質的に今は亡きnuForceのICON-uDAC3を新品購入して以来長きにわたり愛用してきた。Macbookとの相性が悪くまともに動作しないという問題はあったものの、使い勝手が良く重宝してきた。しかしながら、その一方でUSB micro B端子の接触不良に長く悩まされてきたこともまた事実である。そこで、コネクタを自分で交換しようと考えたのだった。それが惨事の引き金になるとも知らず——。

以前から所有しているプラジェット・ミニでコネクタを外すところまでは上手く行った。4ピンのランドが剥がれたが、これは使われていないので問題なかった。そこから新しいコネクタを取り付けようとして、D+/D-やVBUSのランドまで剥がしてしまったのだ。

最終的には、便利なツールを活用してレジストを剥がし、線出しして、ケースの外へ配線を引き出した。その先は在庫していたUSBコネクタ-ピンヘッダ変換基板を使ってUSB接続できるようにした。最低限の機能は守れた形にはなる。そもそもが販売終了から十年経っているデバイスなのだから、寿命といっても罰当たりではないだろう。

それでも、自分の手でまがりなりにも動作していた装置を破壊したのは堪える。無能が全てを台無しにするといういつもの物語だ。

Posted by squeuei, licensed under CC BY 4.0 except where otherwise noted.