モビリティを通して分析する自分自身
私はモビリティを購入するにあたり、どんなものを選んできたかについて振り返った。
まずは、原動機のついた乗り物について考えた結果がこうだ。
- 新しい設計でフリクションが小さく、要素数が少ない設計のエンジン
- 軽量、コンパクトにまとまったボディサイズ
- わざわざオプションを選択したり、搭載していない車種を選択肢から外すくらい、LEDヘッドライトに執着した
- 運転を支援する電子制御のハイテク装備を歓迎した
- 整備性がよさそうに 見える 設計(自分では整備しないのに!)
- 過激な高性能を追い求めるよりは実用的な走りであることを好んだ一方で、安定した、悪く言えば鈍重なものを選ぶこともしなかった
- 快適性や積載性はさほど重視していない
- エクステリアのデザインに強いこだわりはなかった(デザインだけで見ればむしろ他の選択肢のほうが好ましかった)
- めっきによる加飾を好ましくないと感じていた
- 静粛性や高級感に関心がなかった
- 二輪車については以下の点も魅力に感じた
- 生産国の荒れた路面でも走れるロバスト性があると想像された
- 同クラスの車種と比較して安価
自転車については以下の通り。
- 人気の高級ブランドを選ばず、むしろ同じ価格で用途の違う2台(折り畳み自転車とロードバイク)を持つことを選んだ
- たとえ選択肢が多くあるにしても、専用規格ではなく汎用部品が使えることを好んだ(ただし折り畳み自転車については思ったより専用部品が多いものになってしまった)
- 安定性、快適性、高性能よりも軽量さやシンプルさ、軽快さを選んだ
- 折り畳み自転車では軽量さ、折り畳み時の小ささを重視し、安定性や耐久性を犠牲にした
- ロードバイクではチェーンステイが短いリムブレーキ用のフレームを選択し、荒天時や不整地での走行性、安定性を犠牲にした
- ラピッドファイヤタイプのシフターやSTIに執着した
- 転がり抵抗の小ささを好ましく感じた
- どちらもセールで安く買う機会を狙った
しかし、以下のような反省もある。
- 本当は鈍重で安定したもののほうが私に向いていたのではないか(少なくとも、今持ってるものの軽快さ――あるいは 過激さ ――を私は扱いきれていない)
- 整った路面でのスピードや効率性よりも、多少荒れた路面で安定して走れることを重要視すべきだった
- 自転車のホイール固定方式について、スルーアクスルのほうが技術的に優れていると考えている
- お買い得の車種やタイミングを狙うことができたが、それは「安物買いの銭失い」につながったのではないか
- 性能に不足は感じていないが、価格の優先度を下げれば、もっといい選択肢があったかもしれない
- 高級で高性能なものであれば、機能や性能に頼って、もっと気持ちよく乗ることができたのではないか
aboutで引用したフレーズ通りの人間に、果たして私はなれているのだろうかね。